翻訳家になるために必要な英語力
翻訳家の英語力とはどれくらいでしょうか。英語力にはスピーキング、リスニング、ライティング、リーディングがあり、翻訳で最も重視されるのは後者の2つです。
日英翻訳の場合、英語のライティング能力が必要になります。しかし、ノンネイティブにとってはかなり厳しいものになるでしょう。
英日翻訳の場合、ライティングは日本語の文章を書く技術になります。英語力としては、リーディング能力が必要になります。
この能力を測るには、現状ではTOEICがいいでしょう。TOEICはリスニングとリーディングですが、リスニングがちゃんとできないとリーディングもできないものです。よってリスニングとリーディングを合わせた点数として、
950点以上
が必要になるでしょう。
これ未満の点数ですと、翻訳作業中の誤訳が多すぎるという事態になるでしょう。翻訳は、翻訳家の文章をチェッカーがチェックしますので、クライアントに渡る前に誤訳が修正されます。翻訳家は誤訳をしてはいけないのが当然といえば当然ですが、万が一の誤訳を防止するために翻訳会社はちゃんとしたチェック体制をとっています。そんななか、翻訳者が誤訳を連発しているようでは、プロとして仕事をすることはできません。そのためにも最低限、TOEIC950点以上の英語力は不可欠です。